企業理念
2つの原点
 ミツカンには、永遠に守るべき「2つの原点」があります。 
 ミツカンに関わるすべての人々が、これらを常に心がけ実践していくことで、ミツカンの存在意義が生まれます。 
 この2つの原点を大事にしつつ、単に業績向上を目指すのではなく、「限りない品質向上による業績向上」を目指します。 
 伝統を守りつつも、決してそこにとどまることなく、常に変革と挑戦を繰り返すことで成長して参ります。 


「買う身になって まごころこめて よい品を」
 ミツカンの「お客さまを第一に考えた品質向上」の精神を表したものです。 
 商品を買ってくださるお客様はもちろんのこと、お得意先さまやお取引先さまなど、さまざまなステークホルダー(=利害関係者)の身になって考え、常に世の中の変化に合わせていくこと。 
 単に商品の品質だけでなく、経営の品質を高めることで、あらゆるお客様の満足を向上させていくこと。 
 これが「買う身になって まごころこめて よい品を」に込められた意味です。 
七代中埜又左エ門が、高度成長期の初期にあたる1959年(昭和34年)、「買う身になって まごころこめて よい品を」、その後「三身主義」、すなわち、「買う身、働く身、経営者の身」になって考えることが大切であると、提唱し始めましたが、これは、「相手の身になって考える」ということであり、今で言う、ステークホルダーとの関係を重んじる言葉だと考えています。
「脚下照顧に基づく現状否認の実行」
「脚下照顧に基づく現状否認の実行」
 ミツカンの「限りない革新」の精神を表したものです。 
 言い換えると、自分自身と事実を素直に謙虚に見つめ、その上で自分自身を変えていく。 
 先を読み「変革と挑戦」を繰り返してきたミツカンの歴史は、この原点から流れています。 
 革新は、ただやみくもにチャレンジしていても得られるものではなく、自分の足元を客観的によく眺め、逃げていないか、成功体験に溺れていないかを確認し、先を読み不断の自己改革を進めていく中で、この精神は培われていくと考えています。 
 「自身をよく見て挑戦」することを続けていけば、大きな変化を「機会」ととらえ、さらに高い次元で、リスクをチャンスに変えることも可能になると考えています。 
 もともとは、1974年(昭和49年)、第一次石油ショックが起こった時代において、常に足元を見ることにより、経営の見直しをはかっていきたいという思いから、「脚下照顧」という言葉を伝えはじめ、その後、「現状否認」という言葉を加え、「脚下照顧に基づく現状否認」という言葉を使うようになりました。 
この2つの原点を、日々の業務の中で社員一人ひとりが理解し実践することで、お客様の満足を高めた結果として、業績向上を果たしていきます。


Mission/Vision/Values
Mission:わたしたちの実現したい想い
やがて、 いのちに変わるもの。
 食べることは、いのちをいただくこと 
 私たちは、自然に感謝し、正直で誠実に、食を提供することを、 
 200 年以上にわたり、大切にしてきました。 
 当たり前にある毎日の、食べる喜びと、いのちへの感謝の積み重ねが、 
 世界をよりよいものに変えていくと、信じているからです。 
 私たちは、自然と水に感謝します。 
 からだとこころを育てる食を大切にします。 
 安心につながるものづくりを追求します。 
 様々なお客様に、ひろくあまねく、 
 おいしさと、健康と、楽しさを、お届けします。 
Vision:わたしたちは、どんな会社になるか
未来ビジョン宣言2024
 1、人と社会と地球の健康に貢献する会社になる 
 おいしさを大切に、世界中に、健やかなこころとからだを育んでいきます。 
 事業業活動を通じて、いのちの源である自然や水を大切にし、持続的に責任を果たしていきます。 
 2、新しいおいしさで社会を変えていく会社になる 
 技術を活かし、工夫を凝らしたその先に、おいしさと健康の一致した社会を実現していきます。 
 生活者とつながり、独りよがりの価値を追い求めていないか、自らを問い続けていきます。 
 3、仲間とともに、企業理念の実践と人の成長を事業成長の源泉とする会社になる 
 ステークホルダーの皆様と学び、自ら考え、ひとりひとりが会社をよりよく変えていきます。 
 ともに、挑戦を積み重ね、成長していく企業であり続けます。 
Values:わたしたちが、この5年で大事にする行動
ともに/Together
 今と未来の価値を創る、私たちの仲間をつくろう。 
 仲間と一緒に、考えよう。新しい景色が見えてくるはず。 
 仲間と一緒に、挑戦しよう。できなかったことが、できるようになるはず。 
 仲間と一緒に、喜びを分かち合おう。大きな満足と更なる成長が、そこにあるはず。 










